塗装工事のよくあるトラブル事例③
第394回外壁塗装講座
仕上がってみると、イメージしていた色と違った。
「色見本で確認した色と、外壁に塗装した色が違って見える」「思っていた印象と違う仕上がりになってしまい、全然満足できていない」など、塗装の色に関するトラブルは、あとをたちません。
そもそも色を選ぶ段階で、一度は納得している以上“仕上がってみたら色が気に入らなかった”という感覚的な理由だけで、業者が無料で違う色に塗り替えてくれることは、まずないでしょう。どうしても違う色に塗り替えたい場合には、塗り替えに必要な上材料と工事費を再度自己負担して、塗り替えてもらうしかありません。ただし、はじめに塗装した塗料の種類によっては、上から新しい塗料を塗り重ねられないものもあるので、まずは塗り替えられるかを業者に確認することが先決です。
そもそも色に関するトラブルを防ぐには、その色が気に入ったからという理由だけで決めてしまうのではなく、住まいのイメージとの相性や近隣との調和など、様々な側面から検討する必要があります。さらに、色の印象は面積の大小や天気によって違ってみえることがあるため、「これぞ」と思える色にたどり着いた後も、本当にこの色で問題ないかを検証しておくと失敗がありません。この辺りのことを業者にきちんと確認せずに色を選んでしまうと、結果「仕上がってみると、イメージと違った」ということになるのです。
そこで色を選ぶ際には、たとえ塗りたい色が決まっていても、業者と打ち合わせを行ない、本当にその色で納得の仕上がりになるのかを確認しておくことが重要です。それでも不安の残る場合には、業者にお願いして、実際にその色を塗装したサンプルを用意してもらうか、実際にその色で塗装した住まいを見せてもらうか、外壁に験し塗りをしてもらうなどして、仕上がりのイメージを正しく把握するようにしましょう。
花野井
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